10月3日に坐禅ならびにご法話をいただいたネルケ無方師の揮毫です。「いっそくはんぽ」とは一呼吸する間に足の甲の長さの半分だけ歩を進め、次の一呼吸 で反対の足を同じく半歩だけ進める、経行の作法とのこと。一息の間に一歩ではなく、半歩進む。半歩半歩の歩み。自然(じねん)や他力と言う言葉も使いなが ら、「坐禅してきたわたしのつもりが、坐禅させていただいていたわたしになっていた」という法話はとても胸にしみました。